バレエ
大人から始めるバレエ|初心者が自宅で続ける基本の練習と注意点
子どものころに憧れたまま、大人になってからバレエを始めたいと思う人は多くいます。ただ、「この年齢から間に合うのか」「体が硬いのに大丈夫か」「何を用意すればいいのか」と、最初の一歩で止まってしまうこともあります。
バレエは、発表会や舞台を目指す人だけのものではありません。姿勢を整えたい、体の使い方を知りたいという理由で続けている大人もたくさんいます。ここでは、大人から始める人に向けて、準備するものと自宅でできる基礎練習、続けるための考え方を紹介します。
大人から始めるバレエは「仕上がり」より「使い方」
子どものころから習っている人と同じ柔らかさや脚の上がり方を、短期間で目指す必要はありません。大人から始める場合に大切なのは、体をどう使うかを知り、無理のない範囲で続けることです。
引き上げ、ターンアウト、足裏の使い方といったバレエの基本は、年齢に関係なく練習できます。これらは姿勢やバランスにも関わるため、ほかのダンスジャンルを踊るときにも役立ちます。
最初に用意するもの
始めるために高価なものを揃える必要はありません。自宅でオンラインレッスンから始めるなら、次の3つがあれば十分です。
- 体のラインが見える動きやすい服:Tシャツとレギンスでも構いません
- バレエシューズか裸足:靴下は滑って危ないので避けましょう
- 滑りにくい床とマット:ストレッチや寝て行う動きに使います
トウシューズ(ポワント)は、最初から用意するものではありません。足と体幹の準備ができてから、先生に相談して進めるものだと考えておきましょう。
自宅練習はストレッチ・引き上げ・足裏から
自宅での練習は、難しいステップを覚えることよりも、体の準備を整える時間にすると続けやすくなります。おすすめは次の流れです。
- ストレッチ:股関節、太もも、背中、肩を、呼吸を止めずにゆっくりほぐす
- 引き上げ:お腹と背中で体を上に引き上げ、肩を下げたまま立つ感覚を確認する
- 足裏:足の指と足裏を鍛え、ルルベ(かかとを上げる動き)で安定して立てるようにする
- アームス:腕の形と肩の位置を鏡で確認する
この4つは、どれも広いスペースがなくてもできます。1回20分ほどでも、週に2〜3回続けるほうが、月に1回長く練習するより体に残ります。
バーレッスンは安定した家具で代用できる
自宅にバーがなくても、しっかりした机やカウンター、椅子の背もたれで代用できます。高さは、腕を軽く置いたときに肩が上がらないくらいが目安です。
注意したいのは、体重をかけすぎないことです。バーは体を支えるためのものではなく、立つ位置を確認するためのものだと考えましょう。キャスター付きの椅子や、軽くて倒れやすい家具は使わないでください。
大人がけがをしないために
大人から始める場合、柔軟性を急いで上げようとしたときにけがをしやすくなります。開脚を無理に押し込む、腰を強く反らす、痛みを我慢して脚を上げるといった練習は避けましょう。
特に気をつけたいのが、膝とつま先の向きです。ターンアウトは、股関節から開くものです。つま先だけを外に向けて膝が内側に入ったまま曲げ伸ばしをすると、膝に負担がかかります。鏡で膝の向きを確認しながら、自分の体が開く範囲で練習しましょう。
ポワントは急がない
ポワント(トウシューズ)は、足首や足裏、体幹が十分に準備できてから履くものです。大人から始めた人でも履けないわけではありませんが、準備を飛ばすと足のトラブルにつながります。
いつか履きたいと思っているなら、まずは足裏のトレーニングと、片足で安定して立つ練習を続けておきましょう。ポワントに向けたエクササイズのレッスンを、普段の練習に少しずつ混ぜておくのもおすすめです。
ARTIST DANCE ONLINEのバレエレッスン
ARTIST DANCE ONLINEでは、バレエのストレッチやアームスの作り方、足裏のトレーニング、ポワントに向けたエクササイズなどを配信しています。自宅で、自分のペースで繰り返し見られるのがオンラインレッスンの利点です。
ストレッチは服部えこ先生、ポワントに役立つエクササイズは阪井麻美先生が担当しています。レッスンの一覧はBALLETのレッスン紹介ページから確認できます。体を整える習慣づくりについては「ダンス前後に取り入れたいストレッチとコンディショニングの基本」も参考になります。
まとめ
大人から始めるバレエは、完成形を急ぐより、体の使い方を知るところから始めるのがおすすめです。動きやすい服とバレエシューズがあれば、自宅でストレッチ、引き上げ、足裏、アームスの練習から始められます。
バーは安定した家具で代用でき、ポワントは準備ができてからで大丈夫です。膝とつま先の向きに気をつけながら、週に2〜3回の短い練習を積み重ねていきましょう。