初心者
マンションでもできるダンス練習|足音・騒音対策と床の工夫
家でダンスを練習したいけれど、下の階や隣の部屋に音が響いていないか気になる。マンションやアパートに住んでいると、そんな理由で思い切り練習できないことがあります。
ただ、音の伝わり方を知り、床と練習内容を少し工夫すれば、集合住宅でもできる練習はたくさんあります。ここでは、足音や音楽の騒音対策、床の工夫、音を立てにくい練習メニューを紹介します。
響きやすいのは音楽より足音
集合住宅で気をつけたい音は、大きく分けて2種類あります。一つは、スピーカーから出る音楽のように空気を伝わる音。もう一つは、足踏みやジャンプの着地のように、床や壁を振動として伝わる音です。
音楽はヘッドホンを使えば外にほとんど漏れませんが、床を伝わる振動は、自分の部屋ではあまり気にならなくても下の階に響いていることがあります。特にジャンプの着地や、かかとで床を強く踏む動きは、マットを敷いても完全には防ぎにくい音です。対策は「床を工夫する」と「響く動きを減らす」の両方で考えましょう。
床はマットで衝撃をやわらげる
まずは踊るスペースにマットを敷いて、足音や振動をやわらげます。防音マットやジョイントマット、厚みのあるラグなどを使うと、フローリングに直接足をつくより響きにくくなります。
ただし、柔らかすぎるマットは足首が不安定になり、ターンや体重移動がしにくくなります。ジョイントマットは、つなぎ目の段差に足を引っかけないように注意しましょう。ヨガマットは薄いものが多いため、ステップの練習というより、ストレッチや体幹トレーニング向けと考えておくと安心です。
広さは、両腕を広げて一回転しても家具に当たらないくらいが目安です。テーブルの角や棚の近くは避け、倒れやすいものは練習前に片づけておきましょう。
足元は滑りにくさを優先する
フローリングの上で靴下のまま踊ると、足が滑って転びやすくなります。マットの上で裸足になるか、底が柔らかい室内用のシューズを使うと、滑りにくく足音も抑えやすくなります。
シューズを使う場合は、外で履いた靴ではなく室内専用のものを用意しましょう。底が硬い靴は床に当たる音が大きくなりやすいので、避けたほうが安心です。
音を立てにくい練習メニュー
集合住宅での練習は、ジャンプや強い足踏みを減らし、その場でできる動きを中心に組み立てるのがおすすめです。音を気にせず集中できるので、基礎を丁寧に見直す時間にもなります。
- アイソレーション:首、肩、胸、腰を一か所ずつ動かす
- リズムトレーニング:膝を曲げ伸ばしするダウンとアップで音をとる
- 上半身の振付:腕や上半身の動きが中心のパートを練習する
- 体幹トレーニング:床に響きにくい動きで、踊りの軸を作る
- ストレッチ:練習の前後に体をほぐし、けがを防ぐ
振付にジャンプがある場合は、家では跳ばずに、膝の曲げ伸ばしだけでタイミングを確認しましょう。動きを小さく確認しておき、思い切り跳ぶ練習はスタジオでまとめて行うと、音を気にせず効率よく進められます。
WAACKのように、腕の動きが中心でその場で練習しやすいジャンルもあります。自宅での練習の流れは「家でできる20分ダンス練習メニューの作り方」も参考にしてみてください。
音楽はヘッドホンと音量で調整する
スピーカーで音楽を流す場合は、音量を控えめにし、床に直接置かないようにしましょう。床に置くと振動が伝わりやすくなるため、机の上に置いたり、下に厚手の布を敷いたりすると安心です。
ヘッドホンやイヤホンを使えば、音楽の騒音はほとんど気にならなくなります。ただし、ワイヤレスイヤホンは機種や接続によって音が少し遅れて聞こえることがあります。動画の先生と動きがずれると感じたら、有線のイヤホンを使うか、低遅延モードがあれば試してみてください。
練習する時間帯と住まいのルールを確認する
同じ音でも、夜遅くや早朝は昼間より気になりやすくなります。音が出やすい練習はできるだけ日中から夕方に行い、夜はストレッチや振付の確認にするなど、時間帯で内容を分けると続けやすくなります。
また、マンションによっては、管理規約で音の出る行為ができる時間が決められていることがあります。一度確認しておくと、安心して練習できます。
思い切り踊りたい日はスタジオを使う
家では基礎や振付の確認を中心にし、ジャンプや移動の多い動き、全身での通し練習はレンタルスタジオでまとめて行う方法もあります。鏡のある広いスペースで踊ると、家では分からなかった動きの大きさや体の向きも確認できます。
渋谷にあるARTIST DANCEのレンタルスタジオ「ARTIST ATELIER SHIBUYA」も、ダンスの練習に利用できます。家での練習とスタジオでの練習を組み合わせると、音を気にするストレスを減らしながら上達を目指せます。
まとめ
マンションでダンスを練習するときは、音楽よりも足音や振動に気をつけることが大切です。マットで床の衝撃をやわらげ、滑りにくい足元を整えたうえで、アイソレーションやリズムトレーニングなど、その場でできる練習を中心にしてみましょう。
ジャンプは膝の曲げ伸ばしで確認し、思い切り踊る練習はスタジオで行う。このように練習の場所を分けると、周りを気にしすぎずに自宅での練習を続けやすくなります。